中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
とびきり個性的で、後輩教師らから親しまれていたY先生
指導力抜群の先生でいながら…
Y先生は、私の初任時代の先輩教員で、私自身が教師を退職した今でも、最も鮮やかに思いだせる先生です。
美術教員で、服装はハイセンスで個性的、女優の岸恵子さんのような美人でした。
粘土細工で整えあげたような美しい鼻の持ち主でした。ふんわりしたセミロングで、帽子もよく似合っていました。
生徒への指導力も抜群でした。とはいえ、言動、立ち居振る舞いがあまりに自由なので、私には出会ってすぐからの毎日が、驚きの連続でした。
職員室の中心的存在
隣りの席にいるY先生の、あでやかな「いで立ち」と明るい笑い声は、職員室で中心的な存在でした。
当時、30代の男性教員から、「今日の笑顔もチェックのシワ大好調ですね。」などと、からかわれています。
この男性教員も、指導力抜群でした。学習意欲の醸成、行事での団結力づくり等々で成果を上げていました。
きめ細かな準備と臨機応変な判断力で生徒を指導していました。後に校長となり、管理職としてもその手腕を発揮していたと聞いています。
チェックのシワ?!
「チェックのシワ」とは、なんのことだかしばらく不明でしたが、当時50代だったY先生のお顔立ちには、たしかにシワがありました。
ヨコに入ったシワのみならず、加齢によって加わったシワが縦方向にも入り「チェック模様」になっているということでした(‘Д’)。
後輩教師から慕われている先生
「ロケット飛ばす技術より、女性のカオのシワ取る技術革新せいっ」とよく口にしていたY先生。
後輩教員(しかも有能)から思いっきりからかわれて親しまれていることに驚き、シワを平気でネタにしていることにも驚きました。
そして、会議でのY先生の発言や周囲の反応から、同僚らから一目置かれていたり、尊敬されていることが窺えました。
モンペ化4②「Y先生の思い出」 その2へ → https://kokoronoseiribako.com/monpenasi4-2-2/
上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。