大関フジ大関フジ

中学校教師30年間の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。このブログに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。この記事の後半に列挙しています。ご覧ください。

モンスターペアレントって?

辞書的には「学校へ自己中心的、かつ理不尽要求をする保護者」となるようです(複数の辞書より)。

日本のみならず、諸外国でも類似の言葉があり、「モンスター」という言葉は保護者以外の立場の人についても、耳にするようになりました。

「モンスター○○」と「モンスターペアレント」

昨今、理不尽な要求を振りかざす人は「モンスター○○」と言われていますね。

(最近ではブラック○○という言われ方も)モンスターペイシェント、モンスタークレーマー(客)、モンスター老人、モンスター隣人など。
そして、モンスターペアレント。
いずれも、理不尽な要求を主張し続けることが当たり前になってしまった方たち。
そして、その対応に苦慮し、苦しむ担当者。

理不尽要求者が強い立場、対応に苦しむ担当者が弱い立場になってしまえば、もう、抜け出せないスパイラルにはまることも少なくない。
問題が複雑化したり長期化することにより、担当者は心を病んでしまうこともあります。

学校という場では、教師とモンスターペアレントとの関りは、
複雑化:対象保護者(生徒)と周辺保護者(生徒)がからむ
長期化:入学してから卒業するまで、続くことがある
この複雑化と長期化が起こりやすいという点で、他の「モンスター○○」とは違う視点で考える必要があります。

問題の複雑化と長期化

まず、複雑化について、考えてみましょう。→複雑化事例 https://kokoronoseiribako.com/bucho-naritasugi1/

長期化ついて →長期化事例 https://kokoronoseiribako.com/tyokika1/ 

問題が複雑になり続け、出口が見つからないまま長期化する事案は、担当教師を蝕みます。

あなたは、その特殊な保護者(生徒)だけの先生ではありません。あなたを求める他生徒のための先生でもあります。そして、今目の前にいる保護者(生徒)だけの先生ではなく、あなたがこれから育てる生徒のための先生でもあるのです。

どうか、一人で抱え込まず、同僚の、上司の、友人の、家族の力を借りましょう。場合によっては、学校現場外の組織(教育委員会、教育事務所、その上部組織や法的措置の専門家)の力を借りるかもしれません。

あなたが先生として健全な心を保つことこそが、あなた自身にとっても、そして生徒達にとっても大切なことです。

これは要注意事例かもしれない。その可能性がよぎったら、時系列で記録を取りましょう。これがあるなしで、以降の流れが大きく変わります!

悪いのはあなたではない

悪いのはあなたではありません。

悪いのは「理不尽な要求を押し付ける」という事象です。

さらに言えば、実はそのモンスターペアレント自身が悪いわけではない。「理不尽な要求を押し付ける」ことを続けたい、誇りに思うなどという例はほとんどないでしょう。(例外あり →例外事例「我が子の成長に興味がない!?」 https://kokoronoseiribako.com/kyomi1/

(以下 現在、徐々に作成中 m(__)m)

モンスターペアレント(以降モンペ)自身が自分の行動を制御できず悩みを深めていることもあります。→事例「モンペでいたくないのに」 https://kokoronoseiribako.com/monpenasi1/

こんな事例も…

また、残念なことに教師側の問題が、保護者をモンペ化させてしまうこともあります。→事例

とても苦しいことに、自分以外の教師の影響が原因になることも。→事例https://kokoronoseiribako.com/dose1/

教師の努力が裏目?というか全く別の問題に…こんなことになるワケ?→事例https://kokoronoseiribako.com/hage1/

そして、同じ保護者を相手にしていても、モンペ化を招く確率が少ない教師もいます。→事例https://kokoronoseiribako.com/monpekanasi1/

中には、恐喝?事件?とすら思える件もありました。→事例

クラス替え時、ウチの子を○○くんと違うクラスにしてください。→事例

内申書に影響でしょ?どうしてウチの子が評価「5」じゃなくて「3」なんですか!?→事例https://kokoronoseiribako.com/utinoko3dosite1/

レギュラーになれないのは嫌がらせですか?!→事例

給食費を払えないのは世の中が悪いから?→事例https://kokoronoseiribako.com/minou1/

「自分はモンペじゃありませんよ」大激高!→事例

担任が悪いからウチの子がいじめられる!→事例https://kokoronoseiribako.com/tanninaku1/

我が子以外のことで頻繁に学校へ要望してくる珍しい例も(長期化事例とかぶります)→https://kokoronoseiribako.com/tyokika1/ 

千差万別だからこそ…

生徒との関り、保護者との関り、いずれにおいても、個々の事例は千差万別です。保護者の特殊性についても、ケースバイケースです。「関わり方の王道」はありません。

だからこそ、多様な事例の中から、「解決のヒント」を見つけてもらえたらと思い、このサイトを立ち上げました。

日々、懸命に業務に邁進するあなたに、寄り添うことができたら幸いです。

 

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