卒業式当日に新提案。さすがの相川先生も…。

大関フジ大関フジ

中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。

これから卒業記念品を作りましょう

ここまでのいきさつ →  https://kokoronoseiribako.com/tyokika1/

卒業式当日、保護者が「提案」してきた内容とは…。

学級生徒らがそれぞれに書いた、自分自身への「受験乗り越えようエール(教室に掲示していた)」を、写真に撮ったので、キーホルダーに転写して卒業記念にしましょう。

知り合いの業者に頼んだので、一人あたり160円の集金で済みますよ。ということでした。

最後のひとときが集金タイム?

卒業式後、生徒がほぼ全員集合するのは、3月末の離任式。

担任の相川先生にしてみれば、自分の生徒との本当に最後のひととき。それが集金の場になる?の?と、さすがに肩を落としていました。

一人あたり160円ならば、ご祝儀として自分が出しますよと言ったそうですが、それについては、それぞれが出資するべきとされ…。

(しかも160円って、釣銭準備も必要という…)

副担任にお願いすることに

離任式当日の集金係は、さすがに副担任に玄関対応で担当してもらい、

相川先生は、生徒との最後のひとときを、自分の思いを反映したプログラムで過ごすことができました。

「提案」受け入れ期間は6年連続

あとでわかったことですが、K子には入れ替わりで卒業していった兄がいたため、この父親と学校は6年間の関りでした。

兄の頃も多数の申し出があり、6年間ずっと、「学校のためを思って」、「先生のために」と数々の提案やアドバイスが届いたことになるそうです。

相川先生は兄の頃の学級担任より若いため、「先生のためを思ったアドバイス」が、より多くなったようですが。

 

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上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。