急な転居決定、そして父親不在の日の家庭訪問

中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
立ち退きを迫られ恨み千万
ここまでのいきさつ → https://kokoronoseiribako.com/kyomi1/
急な状況変化が起こりました。
勝手に住み込んでいた公共施設から立ち退く必要に迫られたのです。
立ち退き後の仮住まいを紹介されたにも関わらず、タカシ父親は、それを断りました。
そして、地元の方々に恨み千万な言葉を言い放ちつつ、他県にいる親戚の元へ引っ越すことを決めたのです。
「こんなところに居られるか」っていう感じでしたよ、と、
その流れに関わった地元の方がこぼしていました。
父親不在の一日
転校に関わる手続き書類等、やりとりが必要です。
その日も発熱で欠席と、連絡が入っていました。
電話を入れたら、本人が出ました。
なるべく早く渡したい書類があるから届けたい(タカシ本人にも会いたい)と言ったところ、父親は不在とのこと。
そういえば、2ヶ月に1回だったか、定期的に外出があると近隣の方から聞いていました。
一日いっぱいの不在。今日がその日らしい。
公的扶助を受けるための外出
ちなみに、タカシ父親の職業は、学校には林業系の職名が報告されていましたが、実際は家にいっぱなしだそうです(近隣の保護者談)。
幼少時から変わり者だった。
プライドが高くて友人がいない。
一家離散となり、いったん郷里を離れた。
いきなり妻を連れて戻ってきて、現在の住処に居ついたそう。
定期的なその外出は、公的扶助を受けるため必須の流れによるものらしい。
タカシ本人が応対
今日は、家には母親とタカシのみが居る。
正直、助かったと思いました。
急ぎの書類を持参することにしました。
どういういきさつかはわかりませんが、その時点では、絶縁状態だとされていた地元親戚の家に身を寄せていました。
(その情報は、あらかじめ父親から得ていた。)
現在の住処に到着し、声をかけたらタカシ本人が応対。
(予想通り)タカシは元気そうでした。
そして、中に入るよう促されました。
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上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。