つまり珍しいタイプのモンペ事例?

大関フジ大関フジ

中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。

もう勘弁してほしい

ここまでのいきさつ →  https://kokoronoseiribako.com/tyokika1/

卒業式当日、しかも終了直後の節目に「これから卒業記念品作りましょう提案」。

さすがの相川先生も「もう勘弁してほしい」と口にしていました。

いつも、「ご協力感謝」と応じる方向性の申し出ではありましたが、結果、あの温厚な相川先生のどんよりした表情で締めくくることになってしまった…。

保護者と教師のより良い協力体制づくりのためには、どうすれば良かったのか、課題が残りました。

いかにもモンペ

先日、相川先生に会う機会がありました。

K子父親とは違い、いかにもモンスターペアレントという保護者とのいきさつも話題となり、何事も両極端はつらいねと笑い合いました。

連続10年関わった保護者もいました

私が知る範囲の「きょうだいありの場合」で、連続10年間関りありという保護者もいましたが、幸い、その方とは良好な関係だったため、助けられました。

ですが、それがモンぺだった場合は対応苦慮状態が長年、継続します。

引継ぎが成され、年度替わりをきっかけに担当教員を変更しても、その保護者の特徴によっては、学校側での対応しきれない場合があります。

出口がないまま悩ましい事態が長期化するのは、本当につらいこと。

珍しいタイプのモンペ?

今回のK子父親の事例では、理不尽な文句をつけられたというより保護者本人的には善意全開。

モンペは我が子かわいさに盲目的につっぱしる例がほとんどですが、K子父親はちがう。

我が子の教育については、ご自身的に自信を持っていて、常に我が子以外のことで提案やら要望やらの、珍しい例です。

学校のために、担任の先生のためにというスタンスです。とはいえ…。

「ありがたいんだけど察してほしい」ということは、教育現場以外の人間関係でも、ありがちなことです。

この当時は、「有効な解決手段を誰か教えてください」の本音を抱えたまま、ただ、通り過ぎるのを待つだけでした。

でも…。

 

モンペじゃないけど…長期化ツライ その10/10へ → https://kokoronoseiribako.com/tyokika10/

上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。