中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。このブログに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
厳しい先生、優しい先生、先生もいろいろ
様々な持ち味の先生
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学校には様々な持ち味の先生がいます。特に中学校では、学級担任以外に学年主任や副担任、教科担当、部活動担当、委員会担当と、多くの先生方との関りがあります。
どんな持ち味の先生とも良好な関係を築ける生徒もいますが、先生との相性が合わず、配慮が必要な生徒もいます。
タイプいろいろ
生徒への接し方は、教員によって様々です。
厳しい先生、優しい先生、男性の先生女性の先生、
早口タイプとゆったり口調タイプ、きっぱり決済タイプとじっくり考えさせるタイプ
いつでも元気濃い味タイプと薄味タイプ、特定部門有能タイプ広く浅くタイプ
年齢層も様々です。教師も人間ですので、体調不良等で元気がないことも、休むこともあります。
発する一言一言が教祖のように生徒に沁みていく指導力を持つ先生もいますし、ご本人的には一生懸命ですが、生徒からナメられがちな先生もいます。
学校行事で頼りになる存在
今回の事例「内申書に影響でしょ?どうしてウチの子が…」でのN美は、学業優秀、明るく元気で教師からも級友からも信頼されている生徒です。次期生徒会長への立候補も考えています。
学級担任にとっては、頼りになる存在です。行事に関わり学級団結が必要な場面で、説得力ある発言で雰囲気を盛り上げたりしてくれます。向上心があり、何事にも前向きな態度は、他生徒にとって良い励みとなっています。
そして、教師集団の中で、元気で勢いのある先生の影響を強く受けていました。
高校時代になついた先生は…
さて、私自身ですが、生徒からはよく、「いつでも元気」とか言われたものでした。たぶん、良くも悪くもということでしょう。
そんな私ですが、自分が生徒時代、最も尊敬し、なついていた先生は、高校の地学の先生でした。
今改めて思いだしてみると、学究タイプだったように思います。顕微鏡で見る鉱物組成を説明するために、授業の初めに黒板に大きな真円を書くのですが、手慣れた所作ですっと書き、「今日の円は、うまくいったな」とあごに手を当てて子供のように笑うのです。わかりやすい授業をしてくれました。興味を持って勉強できるため、それは家庭学習に自主的に取り組む流れにもつながりました。成績も上がりました。
でも、その先生は、「生徒の見取り」は、苦手だったようです。教室にばっと入ったとき、ちょっとした異常の有無を生徒の様子から察知するとか、そんな感じはなかったと思う。また「押し」も弱く、担任学級では、生徒からナメられがちだと、周囲から聞きました。
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上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。