「本当に」を何度も発するつらさ

大関フジ大関フジ

中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。

「ほんとに」が多かった春奈

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この、私の友人、春奈ですが、

(素人判断ですが、)「パーソナル障がい妄想型」ではないかと思っています。

生まれながらに「生きづらさ」を抱えているのではないかと。

そして、この春奈の発言には、「ほんとに」が、とても多いのです。

この「ほんとに」という言葉が出るたびに、

「私のつらい気持ちをわかってほしい」

そういう思いが込められているのだと、思わざるをえないのです…。

沢尻エリカさん

もうひとり、最近、「ほんとに」の多用が気になった人がいます。

先例の「疑心暗鬼」とは違いますが、テレビの(生放送)対談番組で見た

「沢尻エリカ」さんです。

「ほんとに」が、あまりに多く、驚きました。

2019年5月の放送でしたが、一文節ごとに、「ほんとに」が入る印象でした。

自身の「振り返り」だとか、仕事にかける思いだとか、

内面を語る場面になればなるほど、多くなる「ほんとに」。

どのみちわかってもらえそうもない

地位も名声もある人に対して、自分の見解を述べるのは、おこがましいことですが、

私は、彼女の言葉に対して、次のような印象を持ってしまいました。

「私が言っているのは本当なの」「本当に本当なの」

「でも、(どのみち)わかってもらえないんだろうな」

そんな思いが内包されていると、強く感じました。

ひょっとして病んでいる?とも、思いました(先天的な障がいではなく)。

でも、有名人ですし、テレビを観ている人も莫大な人数でしょうし、

誰かが指摘したり、ケアしたりするだろうなと思っていました。

どうか、ご自身も納得できるよう…

この記事を執筆しているのは、2020年2月6日です。

彼女の判決が出る日。

私も、「お芝居する彼女の姿をもう一度観たい」と思う人のひとりです。

これまでの人生、唯一無二の存在故の孤独は、深かったと推察されます。

どうかご自身が納得できる「これから」を作り上げてほしいと、切に思います。

情緒の安定こそが

人の心の中は、どうしても他者には推し量れない部分があると思います。

部分というか、ほとんどがそうかもしれない。

自分も含め、誰もが、表面に少しずつしか見えないかけらを元に、相手の気持ちを推し量るしかない。

自分も含め、誰もが、居心地の良い人間関係の中で暮らしていけたらと思います。

そして、それは、相手がどうであるというよりも、

自分の情緒の安定こそが、最も大切なのではないかと思う、この頃です。

 

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上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。