個別催促をする教師側も、けっこうツライのです。
中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
行事とかぶると、もう大変
ここまでのながれ → https://kokoronoseiribako.com/minou1-2-1/
集金日は、基本、行事を避けて設定されていますが、それでも何らかの変更により、行事的なものとかぶることがあります。
そうなると煩雑さは倍増。
集金を受け取り次第、すぐに事務職員に渡せばいい仕組みになってからは良かったのですが、
それ以前は、学年職員や学級担任が現金を数え、不足があったら、保護者に連絡、
多かったらおつりの準備と、なかなか大変でした。
だから、口座振替になって本当に助かりました。
集金日に全員分そろうことはなかった…
集金日初日に、全員分集まることは、現役教員時代、一度もありませんでした。
年間予定表に集金日を明示していますが、全員がちゃんとそれに合わせて準備してくれるとは限らないからです。
それでも、学級の7割ほどの生徒分は、集金日の翌日までには集まります。
残り3割は、1週間以内でほぼほぼ集まります。
保護者が集金日に後で気づいたり、子供が現金入り封筒を学校に持参しそびれるのも、ままあるからです。
そして、たいてい、1~2名分ほど、個別催促の必要が出てきます。
個別催促の言葉は言いづらいけど
個別催促は、他の生徒の前ではしません。
とはいえ、本人のみに言うとしても、催促する側としては言葉をかけづらいです。
遅れる理由が、保護者側に在る場合と、生徒本人が忘れがちな場合と両方ありますが、たいていは、個別催促2~3回で集金は学校に届きます。
それでも払わないツワモノが、未納滞納家庭として特別対応になります。
給食費未払社会悪1②「学校集金の現実」 その3/3へ → https://kokoronoseiribako.com/minou1-2-3/
上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。