毎朝、提出物確認で始まる一日。集金日はなおさら大変。

大関フジ大関フジ

中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。

学級担任による集金

今でこそ、学校での徴収金は口座振替になっていますが、10年前は学級担任が集金していました。

ここでは、学校集金苦労談を述べます。朝のうちに集金となっていますが、何度念押ししても、タイミング外れ件が起こりがちです。

昼頃、あるいは下校時間帯になってから、「先生、忘れたと思ったけどカバンに入ってました」と現金入り封筒を持ってくる生徒…。

そこそこ、まとまった金額が入っているものですから、「明日の朝にしてね」と、突っ返すわけにはいきません。

「今朝、何度も念押ししたよね…」と言いつつも、受け取ります。

一時保管やむなしです。この時点での指導をきつくすると、朝、出しそびれた生徒がその後紛失したりと、副次的影響が出てしまうので…。

提出物確認で始まる朝

学級担任の朝は、多忙です。

連日、集金以外の提出物があります。

学校行事やPTA会合系の出欠確認用紙、その他学校に持ち込まれた地域行事等の出欠確認用紙。

(用紙を出す保護者も大変ですが、学校周辺組織による催事案内が多々あり、保護者が目通ししたかの確認を迫られている。精選を心掛けても一定数あり。)

部活動関係、授業関係(宿題等含む)、授業以外のいろいろ(学校文集の原稿など)。

それらは、必ず提出もあれば任意提出もある。締め切りは、一両日中・今週中・今月中の提出と、区分も様々です。

そして、「集めます、集めた。ハイ終了!」ではありません。

連日、現金集金以外で、すでにドタバタ

そのそれぞれについて、「忘れました」「明日持ってきます」「今朝○○の事情があって」と、生徒個々からの報告や言い訳が矢継ぎ早に舞い込みます。

そして、未提出件が重なるメンツは、えてして、同じような顔ぶれです。

ただ、バツが悪そうにしていても、報告に来る生徒はまだいい方で、だんまりを決め込む生徒には、こちらから催促する必要があります。

そのうえ、集金の日は、「現金」がらみの受け取りが加わるわけです。

 

給食費未払社会悪1②「学校集金の現実」 その2へ → https://kokoronoseiribako.com/minou1-2-2/

上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。