入学式で使ってくださいと提案されたものは…
中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
新任早々、同僚・生徒らと良好な関係づくり
ここまでのいきさつ → https://kokoronoseiribako.com/tyokika1/
教職について4年目の20代男性教員、相川先生。
新任早々生徒会主担当ですが、赴任直後の慣れない状態でも、すぐに生徒会役員らから親しまれていました。
目上の教員らから情報収集をし、自分なりのテイストを加えていた相川先生。
同僚との人間関係づくりを順調に進めながら周辺教員に質問や確認をしていく姿に、学校への大きな貢献が見込まれる器が窺えました。
担任発表前からの担任指名
さて、そのK子の父親です。
担任発表の前だったため、たまたま電話を取った私が対応しました。
担任発表は明日の入学式となっているため、用件を替わりに承り、伝言すると応じました。
手作りの氏名一覧表を使ってというが…
K子父親の用件は、「生徒氏名一覧表を作ったので、(小規模校であるため学級はひとつ)入学式の呼名で使ってほしい」ということでした。
驚きました。
呼名に使う一覧表を保護者が作るなど、聞いたこともありません。
通常、担任教師が使い勝手がいいように準備するものだからです。
入学生徒主役の大切な場面
私自身、入学式での生徒呼名用の一覧表については、自分が使いやすいように工夫したものでした。
呼名は入学式主役である新入生にとっても、そして保護者にとっても一番大切な場面です。
学級担任にとってもそうです。
立ち居振る舞い、声色も含め、担任デビューの場面です。言い方を替えれば、保護者から値踏みされる場面といってもいい。
でも何より、入学する生徒一人ひとりが明らかになる時間が、素晴らしいものになるようにしたい。
だから、事前準備をがんばります。
担任発表前に、保護者からの担任への提案ありって、さすがに早すぎるんじゃぁ…。
モンペじゃないけど…長期化ツライ その3/10へ → https://kokoronoseiribako.com/tyokika3/
上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。