いの一番に立候補表明したのに…
中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
各役職に二人ずつの候補者のはずが…
ナオミは副会長になりたいという意思を、早いうちに決めていました。
ちなみに、生徒会長には、すでに誰もが納得の立候補者が意思表明していました。
副会長以下の立候補者は、ナオミに影響されて二人目三人目と後に続いたように見えました(タイミング的に)。
副会長以下の女子ワクは、合計3人です。その3ワクに6人が立候補となりました。
副会長、書記、会計と、それぞれの役職に二人ずつの立候補者が収まりました。
結局、選挙戦はナオミと雪絵のみ
3つの役職それぞれが、一騎打ちという、ちょうどいいバランスとも言える流れになるはずでした。
が。
立候補者最終確認直前になって、書記、会計の立候補者が一人ずつ、立候補を取り下げることになったのです。
「やっぱり自信がない」とか、「対立候補とぎくしゃくしたくない」などの理由だったと思います。
そして、男子ワクの方も、たまたま、定員ちょうどの人数の立候補となり、
結局、選挙で当落を決めるのはナオミと雪絵のみとなってしまいました。
他の候補者は全て信任投票です。
(生徒会役員としてふさわしいと思われたら、
用紙に〇をするというものです。
最近であれば、対立候補がない場合は
無投票当選にしている学校がほとんどでしょう。)
いの一番に立候補したのに
役職(副会長、書記、会計)の選択については、(正直、役職の特徴や専門性というよりは)
立候補届け出順の流れのまま、埋まっていました。
ナオミは、いの一番に意思表示したにも関わらず、涙をのむ結果になってしまったのです。
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上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。