強い情緒不安定の原因は、意外なところに?
中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
もしや?
ここまでのいきさつ → https://kokoronoseiribako.com/hage1/
授業に行けないほど不安定になったマスミ。
最近の私とマスミの対話時の表情、ついさっきの「悩みはないか」と問いかけたときの表情や態度を思い返し、「もしや?」と思いました。
私は勤続7年目で、他の教員らに比べると古株です。
転出する可能性があると、生徒間の話題になることもありました。
授業時間も終わりマスミの元へ
そうこうしているうちに、授業時間も終わりました。
配布物の受け取りや明日の連絡などもある、帰りのホームルームに出れるかの確認に、
マスミの元に行きました。
そして、ちょうど(!)、人事発表可能な時間帯にもなっていました。
次の動きの確認をしつつ、伏し目がちなマスミに、転勤する先生の名前を告げました。
私の留任を知るやいなや、マスミはガバっと顔を上げ、すぐに窓に顔を向けました。
開口一番
帰りのホームルーム終了後、保護者の車で帰宅する際、保健室で休んだことを報告するべく、私も母親の元へ行きました。
(毛嫌いするほどであっても、送迎は普通に容認)
そして、マスミはパパパッと母親の元へ駆け寄り、
開口一番、「(担任の)先生、転勤しないって!」と母親に報告しました。
お母さん知ってたもーん!
ソク、母親は言いました。
「お母さん、前から知ってたもーん!」
したり顔で。
この言葉に、強烈な違和感を覚えました。
マスミは「なにソレ」という表情、
そしてすぐに「もうっ。お母さんたら♡!」言葉にするなら、そんな表情に変わりました。
これにもまた、強烈な違和感が…。
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上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。