「活躍させたい」学校側と、「必要ない」とする保護者側
中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
「活躍させたい」学校側に逆行する父親
ここまでのいきさつ → https://kokoronoseiribako.com/kyomi1/
兄よりも5歳下のタカシは、小学校時代から欠席が多めです。
中学から、徐々に欠席が増え、最終的にそれは通常の学校活動を維持するのが難しいほどになりました。
保護者の見届けつきという枠組みを越えて出校させる力は、私にはありませんでした。
(本当に熱が出やすいかどうかも確認できなかった。)
(虐待などを疑って行動するには決め手に欠ける…)
父親は体調不良を理由に、部活に参加させないよう要望していました。
早々に、「子供の可能性を拡げない」活動を進めた?!という気もしてしまいます…。
兄の時代から、学校側が「生徒を活躍させたい」「元気に活動させたい」という方向で話すのに対し、
父親からはいつも、「必要ない」「うちでうまくやる」といった方向の言葉が返ってきたものでした。
父親への違和感は、やり過ごされ
タカシについては、(兄と違って)父親に対して、反発や不信の色は見えませんでした。
語彙自体が少なく、なぜ?どうして?と考えるふうがありません。
父親について漠然と違和感を抱いている感じはしますが、それは、やり過ごされている感じです。
その流れには、暗い印象はなく、むしろ明るい(?)感じすらする。
うすぼんやり、明るいような感じが。
恐ろしいこと
だからこそ!私には、どうしてもぬぐえない疑念が残るのです。
めったなことを口にするなと、言われそうなことですが、それは「洗脳」の恐れです。
父親はタカシを、妻(タカシ母親)に続く金ヅルとして育てている?!
もちろん、妻についての病気の真偽自体、不明なままです。
(妻についての違和感については、複数のネタがありますが、それぞれは小さな規模)
でも、考えれば考えるほど、父親は、子供の成長の機会をことごとく奪っていたとしか、思えないのです。
可能性を拡げないよう、画策していた?
なぜ?
自分(父親)に役立たせるため?
つまり金ヅル?!
残念過ぎる仮説がいつまでも残りました
極端な生活経験不足を仕組み、何にも興味を持たないように仕向けた?
兄で失敗した反省を生かし、弟については学校を休ませるなどを、早いうちから実行した?
この残念過ぎる仮説は、タカシが転出してしまってからも、ずっと私の中に残りました。
同僚に話しても、一蹴されてしまいましたが…。
ただの考えすぎかもしれません。
あるいは、どこか一部が合っていたとしても、どこからどこまでが真実なのか、知る由もありません…。
我が子の成長に興味がない?! その14/14へ → https://kokoronoseiribako.com/kyomi14/
上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。