修学旅行。

日頃、慎重な生徒も、ぶっとんだ行動を見せることもある、修学旅行。

そういう、不確実性を持つ子供という生き物を、宿泊、バス移動、食事、観光 その全てを 感染機会なしで実行できると?

そもそも、学校活動じたいが、毎日が 人体実験。

どんなに手を尽くしても、完全はない。

それでも、教育活動は、手探りであっても どうにかこうにか 実施できたらとは 思う。

ただ、宿泊を伴い(しかも連泊?)、移動に伴い状況も臨機応変。それは、感染防止の観点から、無謀というもの。

教員側は、修学旅行を「学びのため」と強調し、そのための下準備や

現地での「学び」につながるメニューを実行しているけど(私なんかは自費で下見に行き準備したくらいだけど)。

長い時間と手間をかけて、目的意識を育てて実行したものだけど。

けど。

子供らにとっては、実際は、親元を離れ、友達との堂々外泊が一番の楽しみ。

あわよくば教員の目を盗んで、ふだんはできない、ちょっと悪いことをしてみたい などと考えがち。

これは、誰もが、自分自身が生徒だった頃を思い出せば、容易に想像できることなはず。

旅先ではめを外したい、しかも、大量の仲間コミで。

この集団を 管理しつつ 先導するなんて、このコロナ禍において、正気の沙汰ですか?って話です。

かわいそうなのは誰?

なのに、「修学旅行がなくなれば、子供が かわいそう」

世間では、いまだ そういう論調が多く見受けられる。

コロナ禍での、安全保障つきの修学旅行って、ありえない。

感染症のプロでもない、学校教員に 負わせるべきじゃないのでは?

(感染症のプロですら、世界中で右往左往しているというのに)