大関フジ大関フジ

中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。

男子生徒に「さん」づけの実行、先駆者?

男子生徒への「くん」づけ

ここまでのながれ →  https://kokoronoseiribako.com/monpenasi4-2-1/

私は、男子生徒には「くん」づけ、女子生徒には「さん」づけのままで、教員時代を終えました。

敬称のつけ方と男女の扱いについては、私自身は特段、主張すべきものを持っていませんm(__)m。また、(親しみ込みでの)敬称なしの場合もありました。

男子生徒への「さん」づけ

で、Y先生は、男子生徒に対しても、ずっと「さん」づけでした。

当時は今と違って、男子については「くん」づけ以外聞いたことがありません。

入学後すぐの男子生徒は「さん」づけに戸惑っていましたが、すぐに慣れていました。

初め、「○○さん」と呼ばれた男子生徒が、「○○くんじゃないの?」と尋ねると、「ん?なあに?○○さん」と返し、双方笑顔でその場は終了。

幼い男の子がちょっと大人に

尋ねた生徒の表情が、なんとなく、くすぐったいような、誇らしいような表情に変わっていたのを覚えています。

中学1年生の男子といえば、むしろ小学校6年生より幼い感じに見えますが、「さん」づけにより、大人っぽく感じられたものでした。

「さん」づけを真似たかったけど…

私も男子の「さん」づけを真似ようと思い、転勤後の新任校で何度か試みましたが、定着しませんでした。

(継続勤務中にスタートすると「どうしたの?」となるのをうまくやり過ごせそうもなかった(-.-))

覚悟?というか、自分の内側につながる根拠を持てていなかったのでしょう。

揺るぎない意志と親しみやすい伝え方、私にはそれらが不足だったのだと思います。

 

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上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。