モンペとされる例でも「うるさく言ってすみません」の気遣いあり
中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。
モンペといえども大抵は…
ここまでのいきさつ → https://kokoronoseiribako.com/kyomi1/
学校に文句を言う保護者は、どこの学校にも少なからず、います。
モンペと言われる方もいます。
でも、たいていは「うるさく言ってすみません。だけど○○!」という雰囲気です。
「本当はこうして文句を言いたくないのだけど」という思いや戸惑いが、どこかににじんでいる例ばかりでした(私の知る限りでは)。
でも、タカシ父親は違いました。
誇り高きモンペぶりよりも…
文句を言っている最中も、そして、転出となった去り際においても、
学校への要望を続けた自分について、なんの迷いも振り返りも感じられませんでした。
迷いどころか、「誇り」に思っている感じさえ受けました。
それは首尾一貫していました。
でも、その、父親の誇り高きモンペぶりよりも、
はるかに重く、
心にのしかかったことがあります。
残念な仮説
ここから先は、私の推察です。
母親の重い精神障害というのは、父親の仕込みによるのではないか(噂通り…)。
生活費を得るための。
そして、子供がいることにより、さらに給付金をもらえるので、子供を利用したのではないか。
そして、それどころか さらに…。
兄への不自然対応
タカシ兄についてです。
兄は、父親への不信を口にしていました。
聡明で運動能力も高い。
部活動にも前向きでありながら、父親により行動制限されていた。
高校進学についてなど、他の場面でも同様の傾向があった。
我が子が成長する機会を奪い、可能性を拡げさせないようにしているかのよう。
兄は直接、父親に反発したこともあったようだ。
高校進学後、父親の元を離れたのも、その具体的な行動と思われる。
転校の後、さらに進学したという報を聞いたとき、
やっと本人の望む道を得たのだろうと、安堵したものでした。
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上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。