荒れていく学校を見るよう…
“きまりごと”の崩壊
緊急事態宣言はもう、皆に聞く耳を持ってもらうのが難しいから、やむなく解除。
それ以前から始まっている 人流増大による感染拡大が、すでに露呈している。
蔓延防止等重点措置の期間延長がうんぬん という前に、
すでに、“きまりごと”の崩壊があった。
変異株の拡がりとワクチン接種スピードしだいで、今後が決まる。
とはいえ、各方面の目詰まりで、ワクチン接種スピードが爆速で進むとは 思い難い。
人流の超拡大
これだけでも 十分に、先々が危ぶまれるのに、
オリンピックで人流の拡大が目に見えている。
4年に一度の、地球規模の人流範囲 拡大。
他国からのウィルス流入について、これまでも ことごとく失敗しているというのに、場当たり的な対応策ばかり。
感染症の専門家らは、新規感染者が減る要素がないと、口々に述べている。
平時と有事の区別など、本気で考えることなく ここまで来たニッポン。
陸上に国境を持つ他国らは、常に、侵略される危機を抱いて、準備や対策を怠らなかった。
海に囲まれていることに甘え、自分らを侵すものの存在を、考えずに生きてこれたニッポン。
学校が荒れていく様
私は、学校が荒れていく様を、学校の内部から見ているのに、それを阻止できなかった苦い経験がある。
教師ひとりの力では、どうにもならなかった。
私は若く、あまりに未熟だった。
教師らの中には、その崩壊阻止と健全育成に懸命に取り組んだ先輩教師もいた。
ただ、その割合は、半数に満たなかった。
◇他の半数余りというのは、
◇◇病んでいたり
◇◇扱いの難しい事案に疲弊していたり
◇◇(どの組織にも一定数いる)現実逃避タイプだったり
◇◇本人は一生懸命だけど…タイプだったり
………
残念な条件が揃ってしまえば、「子供は荒れる」。
だから、丁寧に、大切に育てることを忘れずに、
そして、常に 危機感を持ち続けることを
肝に銘じて、以降の教員生活を過ごしたものだった。
2021年 7月
今、2021年。まもなく 7月になる。
荒れていく学校を、何もできずに眺めるしかなかった自分を 思い出してしまう。
感染症の専門家には、心を病んだ者もいるという。
私は 今、自分ができる生業に取り組み、周囲の人間を大切にする、それ以外に できることがない。
◇◇不平不満で荒れた気分になりがち
◇◇でも
◇◇八つ当たりなど せずに
◇◇先々の不安に、自分を蝕ませることなく
この日本の片隅で せめて 粛々と、
心の内の平和を大切にしつつ 生きるしかない。