生徒の良い行いを次々紹介してくださるも…

大関フジ大関フジ

中学校教師30年の経験から事例を紹介します。仕事熱心な教師の、心の整理の一助になればと…。ここに徐々に掲載していきます。ご自身の悩みに似た事例があれば、参考にしていただければ幸いです(・。・;。

異物混入調査は学期末に

ここまでのいきさつ →  https://kokoronoseiribako.com/tyokika1/

給食異物混入調査の提案があってから1ヶ月後、そのアンケート調査実施の催促がありました。

学期末に調査を行うということで、決着となりました。

K子父親的には毎月のリクエストでしたが、それ以外にもアンケート調査はいくつもあり、さすがに毎月調査というのは苦しい…。

そこは管理職も説得にあたり、時期的にもちょうど学期末という頃だったので、なんとか収まりました。

通学途中の逸話

別件です。ある日、学校にメールが来ました。

「先日、本校生徒が通学途中で地元のお年寄りに温かく接していて感動した。生徒の皆さんに、ぜひその旨伝えてほしい。」という内容でした。

全校朝会で読み上げてほしいとあったので、管理職が、「学区のちょっとあったかい逸話」として読み上げました。

ちょっとあったかい逸話」の頻度が…

「ちょっとあったかい逸話」を教えてもらえるのは、ありがたいことです。

ただ、その回数が多く、しかも、扱い方に指定があります。

全校朝会で読んでほしい、学校便りや学級だよりに掲載してほしい、「匿名だよ」とした上で、○○さんに伝えてほしい、等々…。

しかも、ひとつひとつの良い行いの「良さ」が、「明るい笑顔であいさつしてくれた」というくらいのものなのです。

褒め励ましも多すぎると…

「褒めネタの乱発」は、中学生くらいの年齢だと、新鮮味に欠ける受けとめ方をする生徒も想定されるため、伝え方にバリエーションが必要でした。

褒められる、認められるということは誰でも嬉しいことですし、励みにもなります。

ただ、その中にマンネリ化的テイストが含まれてしまうと、効力が減少。

それどころか、強調したい「褒めネタ」の別モノが浮上したとき、その真実味が薄れたりするのです…。

 

モンペじゃないけど…長期化ツライ その6/10へ → https://kokoronoseiribako.com/tyokika6/

上記内容は仮名であり、内容を一部改変しています。